






重荷重ギア・ラック式振動油圧シリンダー
概要
ラック・ピニオン式回転油圧アクチュエータは、油圧エネルギーを往復運動または角運動に変換します。油圧シリンダの直線的かつ往復する動きがラックを駆動し、それがピニオンギアと噛み合って双方向の回転を生み出します。シリンダの出力はラック・アンド・ピニオン伝達機構によって機械的にトルクに増幅され、旋回角度はラックのストロークに比例して制御され、 0°–720°回転を実現します。
アクチュエータはピニオンシャフト、ラックピストン、シリンダーボディ、およびシールシステムで構成されています。一般的な取り付け方式にはフランジ取り付けと足受け取り付けがあります。構造形式にはシングルラックおよびダブルラックの設計があり、異なるトルク要件に対応するために複数のシリーズとサイズが用意されています。ストローク端でのクッション機能(両端それぞれ約15°)により、スムーズな動作を実現します。
主な性能上の利点
1. 高トルク出力
トルクは作動圧力に比例し、ラックアンドピニオンシステムによる機械的増幅によって、アクチュエータは最大 1,150,000 Nm (例:UBZ320)まで出力可能です。頑丈な産業用途に適しています。
2. 精密制御
オプションのロータリーエンコーダまたは変位センサーを備えることで、アクチュエータはクローズドループサーボシステムを構成します。
製品例:
1. 高耐久スイングシリンダ UBZJK250/185HBM
- シリンダ径 : 250 mm - 角度: 185° - 取付方法: フットブラケット
- 形式: ダブルラック - 出力 : スプライン穴 INT60zX6mX30PX6H
- エンドクッション角度: 12° - トルク: 40,996 Nm
- 定格圧力: 25 MPa - 試験圧力: 31.5 MPa - 使用流体: 水-グリコール

2. 車両搬送プラットフォーム用高耐荷性スイングシリンダー UBZFZ90-180°
- シリンダ内径 : 90 mm - 角度: 180° - 外部ロータリーエンコーダ
- 取付方法: フットブラケット - 形式: ダブルラック
- 出力軸 : スプラインシャフト EXT60ZX3mX30RX5h (GB/T3478.1-1995)
- 定格圧力: 31.5 MPa - 試験圧力: 35 MPa - 定格圧力時出力トルク: 50,250 Nm 
3. **フィンスタビライザー用サーボスイングシリンダー UBFZS200-130°
- シリンダ内径 : 200 mm - 角度: 130° - 取付方法: フランジ - 形式: ダブルラック
- 出力軸 : スプラインシャフト EXT40ZX5mX30RX6f
- バックラッシュ ≤ 0.02 mm - 繰返し精度 ≤ 0.05° - エンドクッション角度: 5
- 定格圧力: 25 MPa - 試験圧力: 31.5 MPa - トルク: 201,056 Nm

4、高荷重用振動シリンダ UBZJK280/125HBM
内径 : 280 mm 角度: 125° 端末バッファ角度: 12° (両端)
接続タイプ: フットブラケット 構造タイプ: ダブルラック
出力タイプ: スプラインシャフト INT50ZX8mX30RX6H 定格トルク出力: 778,000 N·m
定格圧力: 21 MPa 試験圧力: 31.5 MPa 作動媒体: HFDU46 ヒドラウリック油

