コイラーエキスパージョン油圧シリンダー | ワインダーの拡張および収縮用シリンダー |

製品概要

巻取り機用の拡張シリンダーは、二動式油圧シリンダーとロータリージョイントを組み合わせた構造になっています。その主な機能は、巻取り機またはアンコイラードラムの直径を回転中にシリンダーを伸縮させることで拡大および収縮させることです。正確なストローク制御を行うために、変位センサーを装着でき、プッシュプル動作の正確な監視・制御のために圧力センサーをオプションで追加可能です。ロータリージョイントの上部には2つの排気／圧力テストポートがあり、各側面には4つの入出力ポート（うち2つは使用、残りは封止）があります。底部の漏れ口はリターンラインに接続し、戻り油がスムーズに流れ、背圧が0.5 barを超えることによる外部への漏れを防ぐ必要があります。ロータリージョイントの下部にはトルクアーム穴があり、回転防止バーを取り付けることができます（軸方向荷重を避けるためフローティング位置決め）。フランジ面は回転軸に対して直角でなければならず、径方向振れは≤1 mmであることを保証する必要があります。油圧および漏れ用パイプラインは確実に固定し、ロータリージョイントに径方向または軸方向の力をかけないようにしてください。冷却水が必要な高温用熱間圧延巻取り機向けには、一体型水用ロータリージョイント付きの拡張シリンダーも提供されています。

● 高品質な往復動および回転用シール；精密ベアリングを備えたロータリージョイント

● 信頼性の高い動作、長寿命、メンテナンスが容易

● 過去20年間で世界中へ1,000台以上を納入

● 口径サイズ100～900mm（カスタマイズ可）、最大作動圧力25MPa

● 独自のクリアランスシール構造により発熱を防止し、速度制限を解消し、ロータリージョイントの寿命を大幅に延長

● 巻取り機のマンドレル拡張シリンダーは、顧客の要件に応じて動的バランス試験および調整が可能であり、所定のバランス速度範囲（バランスサイクル）、バランス品質グレードを満たし、残存不釣り合い量が顧客が許容する偏心度（残留遠心率）基準に適合することを保証します。これに応じて動的バランス試験報告書を発行します。

● 冷間圧延および熱間圧延用ストリップ巻取機および巻き出し機
● 建設機械および射出成形機
● 化学プロセス設備

高速運転時、従来のロータリージョイントは通常接触式シールを採用しています。相対運動によりシール面で過剰な熱が発生し、早期摩耗、劣化、漏れを引き起こすため、寿命が大幅に短くなります。
ウラヌスは独自の隙間シール式ロータリージョイントを開発しました。このジョイントはローターシャフトとスリーブ間の精密な隙間によってシールを実現しています。運転中に金属同士やシールと金属の直接接触がないため、発熱を効果的に回避でき、シール性能の速度制限を取り除き、寿命を大幅に延ばします。

このロータリージョイントには高精度ベアリングが装備されており、信頼性の高い性能を保証しています。過去20年間で、ウラヌスは世界中へ1,000台以上のエキスパンションシリンダーを納入しており、冷間・熱間圧延巻取機、開巻機、板・帯鋼加工ライン、建設機械、射出成形機、化学装置などに広く使用されています。